SEO対策というと非常に専門スキルが必要なもの、と思われるかもしれません。しかしある程度の範囲内であれば、自分でできるSEO対策も存在します。代表的なものが「被リンクを増やすこと」です。このやり方について、経験談を踏まえながら解説していきます。

■SEO対策における被リンクの重要性とは

被リンクというのは、自分のブログやサイトへ張られているURLリンクのことです。検索エンジンは、各サイトを評価する際に「被リンクの多さ」を非常に重視しています。例えばGoogleは創業当時から一貫して、被リンク数を信頼のおける評価基準にしています。検索順位を気にしているサイト運営者にとっては、決して無視できない事実でしょう。

私自身、自分のサイトのアクセスを増やすために、自力で被リンクを増やすSEO対策を行ったことがあります。かつては内容の無いブログを沢山作り、そこからリンクを張るやり方が流行った時期もあります。しかし年が経つごとにそのやり方は通じなくなっています。私はそのやり方は危険だと思い、新たに注目したのがTwitterでした。

サイトと連携したTwitterアカウントを作り、交流を増やすことでサイトへの被リンクを増やすやり方です。徐々にフォロワー数も増え、リンクを張ってくれる人も出てきましたが、何ヶ月経ってもサイトにいい影響が出ている実感が湧きません。この結果分かったことは、「SNSからの被リンクはSEO対策にあまり効果がない」という事実でした。

■SNSからの被リンクにあまり効果がない理由

実はTwitterを含めた多くのSNSでは、投稿リンクに「nofollow」という「SEO効果をゼロにするタグ」が標準で付けているのです。そのため、サイトの知名度を上げることはできても、被リンクによるSEO効果はほぼ期待できません。もし効果のある被リンクを増やしたいのなら、ブログやサイトからの被リンクにこだわるのがいいでしょう。

その際はコンテンツ量があり、継続的に投稿のあるアクティブなサイトである方が好ましいです。優良サイトから被リンクを増やすには、やはり「優良なコンテンツ」を投稿して信頼性を得ること。またはブログランキングサイトなどで、同じジャンルのサイトと相互フォローなどすると、サイトを認知してもらいやすくなります。こういった点を押さえておけば、SEO対策をある程度は自分で実践し、効果を出すことができるでしょう。